会見を行う飯泉知事=2日、徳島県庁

 新型コロナウイルスに感染した徳島県職員7人のうち6人が共通の友人宅で送別会を開いていたことが分かった。もう1人は送別会に参加した女性の同僚で、2人は3月31日まで徳島保健所に勤務していた。県はこの会食に起因し、7人規模のクラスター(感染者集団)が発生したと認定。県内のクラスター発生は15例目となった。

 県職員7人は▽徳島市の30代女性▽阿波市の40代女性▽吉野川市の40代男性▽徳島市の30代男性2人▽同市の20代男性▽同市の20代女性。40代女性を除く6人が3月27日、4時間ほど飲酒を伴う会食をした。マスクを外しているなど感染対策は不十分だったという。

 30代女性に3月30日、症状が現れ、検査で陽性と判明。一緒に飲食した職員5人は濃厚接触者として検査を受けた。40代女性は30代女性の同僚で、ともに4月1日、徳島保健所から県庁へ異動している。

 徳島保健所の職員を検査したところ、ほかに陽性者はいなかったが、接触した9人が自宅待機となっている。県は消毒をした上、10人の応援職員を派遣して業務を継続している。

 飯泉嘉門知事は会見で、職員が十分対策せずに会食していたことに対し「残念というしかない。自覚を持ってほしい」と話した。一方で「社会経済活動を維持していく必要がある」と強調し、会食の自粛を呼び掛ける考えはないとした。