送別会を行っていた県職員6人が新型コロナウイルスに感染し、クラスターが発生したことについて、飯泉嘉門知事は2日の会見で「しっかりと対応してもらわないと困る」と述べるなど、まるで人ごとのような言い方に終始した。組織のトップとしての自覚が薄いように感じた。

 責任について問われた知事は、「ないとは言えない」としつつも、「(感染対策を徹底するよう)職員にしっかりと言っている。一人一人が責任がある大人だ」と強調した。

 昨年12月、県議と共に大人数で会食していたことが明らかになった時も、当初は「問題ない」と言い切った。一連の対応をみると、コロナ禍のリーダーの認識として疑問に思わざるを得ない。

 対照的なのは鳥取県の平井伸治知事だ。3月下旬、飲食店を訪れた県職員8人にクラスターが発生。平井知事は「県民にご心配、ご迷惑をおかけしていることをおわび申し上げる。職員と共にもう一度スタートを切らせていただければと思う」と陳謝した。

 今回のクラスターには、コロナ対応に当たる徳島保健所に在籍していた職員も含まれ、不安に思っている県民もいるはずだ。知事の姿勢は、県民にどう映るだろうか。