桜並木周辺での飲食を自粛するよう呼び掛ける看板=石井町石井の徳島大生物資源産業学部農場前

 新型コロナウイルスの感染拡大から2度目の花見シーズンを迎えている。県内の花見スポットでは、クラスター(感染者集団)の発生を防ぐため、イベントの中止や縮小をしたり、飲食の自粛を呼び掛けたりしている。

 徳島中央公園(徳島市)ではライトアップの規模を縮小し、トイレには宴会の自粛を求める張り紙を張った。桜並木で知られる徳島大生物資源産業学部農場(石井町)前で「桜まつり」を開いている町商工会は、飲食を控えるよう呼び掛ける看板を設け、軽食の出店やちょうちんの飾り付けをやめた。町商工会の担当者は「昨年よりも来場者は増えている。コロナへの警戒心が薄らいできたのかもしれない」と語った。

 津峯公園(阿南市)の「桜まつり」は、餅を投げずに配る方式に変えるなど内容を改めた上で3日、2年ぶりに開く。昨年飲食を防ぐためロープで囲った県指定名勝天然記念物・美濃田の淵(東みよし町)は、注意喚起の看板を設けるだけにした。町産業課は「厳しめの対応が来場者に不快感を与えた。密にならないよう注意して観賞してもらいたい」。

 県医師会感染症対策委員長の田山正伸医師は「長時間同じ所にとどまって、大声で会話したり騒いだりしなければ大丈夫。感染予防を心掛けながら楽しんでほしい」と話した。