徳島県高校野球春季大会準決勝のカードは鳴門―脇町、阿南光―徳島商。両試合の勝者が四国大会出場権を得るとあって、白熱の好ゲームが期待される。準決勝の見どころを探った。

 鳴門―脇町 投手陣の出来鍵握る

 シード校で唯一勝ち残っている第1シード鳴門は、得点機を確実に生かして勝ち上がってきた。初の4強入りを果たした脇町は、右腕2投手の継投で後半勝負の接戦に持ち込めるか。両チームとも投手陣の出来が勝敗のポイントになりそうだ。

 脇町は先発鴻池が切れのある直球を低めに集め、抑えの三木はスライダーやチェンジアップなど変化球主体に打たせて取る。対する鳴門打線は打率2割5分8厘と数字的には高くないものの、各打者とも甘い球は見逃さない。今大会無安打の4番岸本、5番大塚の復調が得点の鍵を握る。

 鳴門投手陣は左腕冨田、右腕前田の2年生2人に加え、制球のいい原田も控える。打率2割7分4厘の脇町は上位打線の調子が上がっており、まず先制して主導権を握りたい。

 阿南光―徳島商 本格左腕vs好調打線

 ここまで全3試合を1人で投げた阿南光の本格派左腕森山と、上位下位の切れ目がない徳島商打線の対決となる。

 森山は140キロの直球に鋭いスライダー、シュート回転するツーシームなどを武器に27回を投げて防御率2・00。27三振を奪っており、走者を出しても粘り強く抑える。徳島商は6番米澤がチームトップの6割9分2厘を記録しているほか、7番尾形、8番松原も4割台をマーク。どこからでも得点を奪える打線で、疲労が気がかりな森山を攻略できるか。

 徳島商は準々決勝までの3試合で6投手がマウンドに立ち、駒はそろっている。中でも最速140キロのエース右腕福永が好調。阿南光打線も打率3割6分1厘と振れている。6割台と当たっている3番萩野と4番髙木にチャンスで回したい。