飯泉嘉門知事

 自民党徳島県連幹事長の嘉見博之県議が3日夜に開かれた同僚県議の県政報告会で、次期衆院選に関して「希望としては(飯泉嘉門知事に)徳島1区で出てほしい」との考えを明らかにした。知事は来賓で出席しており、国政転身を促した形だ。知事は徳島新聞の取材に対し、出馬の有無については言及しなかった。徳島1区には自民党現職の後藤田正純衆院議員がおり、県連幹部の発言は波紋を広げそうだ。

 あいさつに立った嘉見氏は、県政の状況などを説明しながら「徳島の発展のために知事に頑張ってもらっている」と強調。公共事業予算の増加など知事の実績を挙げ、「徳島には官僚出身の国会議員がいない。徳島が国から予算を取っていける道をつくっていただきたい」と期待した。

 嘉見氏は取材に対し、発言について「個人的な意見」との見解を示した。

 知事は報告会後、「新型コロナウイルス感染症に対応するため、知事と全国知事会長の職務を果たす」と述べるにとどめた。

 県政報告会は杉本直樹県議が那賀町で開き、支持者ら約80人が出席した。知事はあいさつで新型コロナウイルス対策の現状などを話した。

 徳島1区には元職の仁木博文氏も出馬の意向を固めている。