自宅で1歳の次男を床に放り投げて頭の骨を折るなどのけがを負わせたとして、徳島板野署は4日、徳島県藍住町の無職の男(21)を傷害の疑いで逮捕した。次男は意識不明の重体。男は容疑を認めている。

 1歳の次男に暴行を加えたとして逮捕された容疑者の男(21)を知る近隣住民は4日、不安や驚きを口にした。

 現場のアパートは4階建て計24室。近くに幼稚園や小学校があるベッドタウンで、周辺には小さな子どもがいる世帯が多く住んでいる。

 容疑者と同じアパートに住む男性は、3日夜に救急車を目撃した。同居する女性は「自分の娘が、小さな子どもが運ばれていくのを見たと言っていた」と話す。

 容疑者とみられる男とはほとんど付き合いはなかったものの、あいさつすれば会釈で返してくれていた。次男を連れて長男を保育所に送迎するような様子を何度も見ていたため、「子煩悩な人だと思っていた」という。「家庭内の事情は分からないが、まさかという感じ」と表情をこわばらせた。

 別の住人男性によると、一家は約1年前に引っ越してきたという。1カ月ほど前まで、容疑者とみられる男がトラックに乗って帰宅する姿を見ており「そのころまでは働いていたのではないか」。

 ある女性は「夜によく、子どもの火の付いたような泣き声が聞こえることがあった。あやしているのか、男の人の奇妙な声も聞こえた」と話した。