「綺麗にできたとき、思い通りの施工ができたときにやりがいを感じますね」と岡本さん。

岡本組 岡本由喜雄さん(39・佐那河内村出身)

 戸建て住宅や集合住宅、商業施設の現場で、土木建築や左官、エクステリア工事といった幅広い施工を手がける岡本組。昭和45年に創業し佐那河内村を拠点に活動している。6年前に先代から経営のバトンを受け継いだ代表の岡本由喜雄さん。「現場が好きなんです」と自らも職人として作業にあたる。

 岡本組が得意としているのは基礎工事における「ベタ基礎一体打ち」という工法。ベースと立ち上がり部分のコンクリートを一度に打設していくため継ぎ目がなく、シロアリや水の侵入を防ぐことができ、強度のアップも期待される。「人数や手間、精度の高い技術も必要です。家が建ってしまうと見えなくなるところなんですが、この部分こそが大切だと思っています」。実際に使う鋼製型枠は岡本さんが自作したもの。「自分たちが使いやすいように、と思って作ったんやけど、ほこまでしたら変態じゃってみんなに言われるんですよ」とユーモアいっぱいに言う。

 次の目標に挑戦しようとするとき、原動力となるのは“楽しそう”という気持ち。現在、力を入れて取り組んでいるのは左官分野だ。あえてビンテージ風の錆び加工ができる塗料や消臭効果のあるものなど、新しい材料を積極的に扱えるよう、県外のメーカーへ行き、性質をより深く理解するために講習を受ける。「実際に手を加える職人が、本当にいいと感じたものを設計士さんやお客さんに提案できるようになれればいいなと思っています」。今後、佐那河内村で様々な塗料の色や質感、匂いを体感できるショールームをオープンさせる予定。「わざわざ足を運んでみたいと思ってもらえる場所にしていきたいです」。

>>岡本組
徳島県佐那河内村上宮前42-13
088-679-3660