リーグ戦3連勝に向け、軽めのランニングなどで調整する徳島の主力選手ら=徳島スポーツビレッジ

 サッカーJ1で9位につけている徳島ヴォルティスは7日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで20位の仙台と対戦する。前々節のJ1ホーム初勝利に続き、前節は清水に快勝して初のJ1連勝と、試合ごとに新たなページを刻んでいく徳島。1桁順位に浮上した勢いに乗って今季まだ未勝利の仙台を迎え撃ち、さらに連勝の数字を伸ばしたい。

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 前節から始まった11連戦をこれ以上ない形で滑り出した。中2日で迎える仙台戦に向けてチームは5日、板野町の徳島スポーツビレッジでトレーニング。冒頭、室内で行われたオンラインミーティングではポヤトス監督から清水戦のフィードバックがあり、「よくやってくれた。ポジショニングやプレスを掛け続けた守備が良かった」とねぎらいの言葉が贈られた。ピッチでは清水戦に長く出場した選手はランニング程度にとどめ、控え組はパス回しからシュートに至る流れを実戦形式で確認した。

 清水戦で日本代表GK権田から決勝ゴールを奪ったFW宮代は「チームも2連勝してさらに自信がついたと思う。いい波に乗って勝ち続けたい」と気合十分。ここまで1分け5敗の勝ち点1(1試合未消化)と勝利がなく、最下位に沈む仙台の印象を「全員がハードワークするいいチーム。負けずに走り、攻撃の時間を増やせば得点も生まれる」と話した。

 甲本ヘッドコーチは仙台の個の能力の高さと、堅固なブロックを敷く守備を警戒。3バックと4バックを使い分ける点に着目し「どちらで来るか分からないので、攻め崩す形を両方準備する必要がある」。立ち位置やボールの動かし方の意思疎通を十分に図って臨むつもりだ。

 徳島はここまで2勝2分け3敗(同8)。

◆仙台、早い時間帯失点多い

 昨季17位からの立て直し役として、2012年にクラブ最高成績の2位に導き、昨季は徳島と昇格を争った長崎を率いた手倉森監督を呼び戻した。

 昨季の61失点はリーグで2番目に多く、守備再建を最優先事項としているが、1―1で引き分けた開幕戦後は5失点が2試合続き、その後も複数失点を免れず5連敗中。早い時間帯に失点することが多いため、アウェー戦では一層守備に重点を置いて手堅く試合を進めることも予想される。

 前線には機動力のある選手がそろい、サイドハーフのマルティノスと気田の新加入組は鋭いドリブル突破を見せる。効果的なパスを出すトップ下の上原を自由にさせないことも鍵となりそうだ。徳島としては、J1残留のライバルと目される仙台の調子が上がっていないこのタイミングで何としてもたたいておきたい。