攻守とも県内屈指のレベルを誇る実力校同士の対戦。昨秋の県大会2回戦では、鳴門が延長十回の末に15―13で徳島商を破っており、今回も接戦が予想される。鳴門の左腕冨田と右腕前田の本格派2投手を、好調な徳島商打線がどう打ち崩すかがポイントだ。

 徳島商は打率3割7分3厘。左右どちらの投手も苦にしていない。6番米澤が6割1分1厘、1番栗林、3番森、7番尾形、8番松原がいずれも4割台と好調だ。鳴門の冨田と前田は準決勝ではやや精彩を欠いたものの、昨秋から制球力、球の切れともレベルアップしている。先頭打者を出さないようにしたい。継投のタイミングも重要になる。

 鳴門打線は本領を発揮できていないが、ここ一番の集中力はある。早めに先制し、投手陣を楽にできるか。準々決勝まで無安打だった4番岸本が、準決勝で2安打2打点と復調してきたのは好材料。徳島商の140キロ右腕福永は、準決勝で甘い球が多くなり、痛打を浴びた。もともと制球力がいいだけに、投げ急がず、ボール球を有効に使いたい。