基本情報技術者試験に合格した(上段左から)乃一さん、前田さん、福山さん、南東さん、林さん、尾道さん、原田さん=徳島市の徳島科学技術高

 情報処理の知識や技能を認定する国家資格「基本情報技術者試験」に、徳島科学技術高校(徳島市)の生徒7人が合格した。2020年度は新型コロナウイルスの影響で試験が中止や延期となる中で専門知識の習得を続け、社会人を含めた合格率が約2割の難関を突破した。

 合格したのは原田幸生さん(17)、林直弥さん(17)の2年生2人と、尾道海秀さん(18)、福山彰大さん(18)、前田優人さん(18)、南東伶弥さん(18)、乃一夏樹さん(18)の3年生5人=学年はいずれも受験当時。

 試験はプログラマーやシステムエンジニアなどを目指す社会人が主に受け、IT関係のシステムやソフトウエアの設計、開発などに関する知識が問われる。昨年4月の試験が新型コロナで中止になり、10月の試験を延期して今年1月と2月にオンラインで行われた。

 7人は昨年1月ごろから勉強を始め、放課後に週3日、2時間程度の補習で過去問題を繰り返し解き、知識を高めた。自宅ではインターネットで公開される問題で復習し、苦手分野の克服を図った。

 感染拡大で日程の変更や臨時休校に伴う自宅学習を余儀なくされたが「準備期間が増える」と前向きに捉えて対策を続け、合格につなげた。

 初挑戦だった林さんは上級の応用情報技術者試験を視野に入れており「資格を取れば就職にも役立つ。もっと専門知識を高めるため勉強したい」。今春からIT関連企業で働く前田さんは「就職活動との両立や試験延期で気持ちを維持するのが大変だったけど頑張って良かった。身に付けた知識を仕事に生かす」と意欲を見せている。