徳島県内で新型コロナウイルスの感染が拡大している。全国的に感染「第4波」の到来が指摘される中、直近1週間(3月30日~4月5日検査分)の新規感染者数は78人と、過去最多となった。病床(200床)の使用率は最高の48%に達し、政府の感染症対策分科会が示す「ステージ4」に該当する50%以上に迫っている。

 1週間当たりの新規感染者数は、これまで1月(16~22日と17~23日)に記録した72人が最多だった。3月下旬の南海病院(鳴門市)関連など3件に続き、4月に入って県職員関連と会社関連のクラスター(感染者集団)が2件発生し、患者が急増した。

 県は軽症や無症状の感染者も病院に入院させ、症状が落ち着いた後に宿泊療養施設に移す措置をとっている。このため、感染者数の増加に伴い、病床使用率は上昇。3月29日に30%、4月2日に40%を超えた。

 県が6日発表した感染者は▽鳴門市の10代の会社員と高校生の姉妹▽徳島市の20代女子大学生2人▽同市の40代女性パート従業員▽同市の50代自営業男性▽同市の50代男性会社員▽鳴門市の60代自営業男性▽藍住町の60代自営業女性▽鳴門市の70代女性2人▽徳島市の70代女性ーの12人。

 鳴門市の70代女性2人はクラスターが発生した南海病院と鳴門山上病院(鳴門市)の入院患者。徳島市の40代女性パート従業員は3日に認定した会社クラスターの関連。徳島市の20代女子大学生のうちの1人は3日に感染が確認された徳島市の30代男性の友人という。

 クラスターの規模は南海病院関連が46人、会社関連は7人となった。

 このほか県は6日夜、10代の女子高校生の感染が分かったと発表した。詳細は7日に明らかにするとしている。県内の感染者は累計606人となった。