遠藤市長(右)に阿波踊りの運営について提言する小泉塾長=徳島市役所

 徳島県内の若手経営者らでつくる「四究(よんきゅう)会」の有志が23日、徳島市の遠藤彰良市長に、同市の阿波踊り運営についての提言をした。

 提言は▽興行体制の改善▽国内外への発信▽受け入れ体制の整備―の三つ。

 有名連だけが踊る演舞場や誰でも踊り込める演舞場を設けるなど多様化を図ることや、会員制交流サイト(SNS)での発信を意識し、踊り衣装を観光客に低価格で提供できる体制を求めた。運営資金の確保策として、クラウドファンディングの活用や桟敷の命名権売却を提案している。

 提言は四究会の中の活動グループ「徳島創生塾実行委員会」での議論をまとめた。小泉卓也塾長(43)=同市佐古六番町、介護事業経営=ら5人が市役所を訪れ、市長に説明した。市長は「来年以降の踊りを良くするために活用したい」と話した。