2年ぶりに開かれる日本男子リーグに臨むジェイテクト=徳島市内

ジェイテクトのメンバー

 ソフトボールの第50回日本男子リーグが9日、広島県尾道市の御調球場で開幕する。参加18チームが10月までに1試合ずつ対戦し、上位5位による11月の決勝トーナメントで優勝を決める。新型コロナウイルスの影響で昨季は中止されており、2年ぶりの国内最高峰のリーグ戦となる。徳島県から参戦するジェイテクトは、打力の強化を図って躍進を期している。

 ジェイテクトはこのところ、リーグ戦で思うように勝てないシーズンが続いた。2018年の第47回西日本リーグは2勝12敗、東西が統一された19年の第48回日本リーグは3勝13敗に終わり、下位に沈んだ。

 就任2年目で、リーグ戦は初めてとなる森田監督がチーム力向上の鍵と位置付けたのが打力の強化だ。バットを振り込む量を増やし、ウエートトレーニングにも積極的に取り組んだ。スイングのスピードが速くなり、どんな速球にも振り負けない打線に成長しつつあるという。

 成果は昨季、リーグ戦の代替大会として11月に実施されたトーナメント戦で表れた。初戦の2回戦で、19年の日本リーグ2位の強豪ダイワアクト(佐賀)に4―2で勝利して8強入り。打線がつながった会心の戦いぶりで、森田監督は手応えを感じた。

 打線の中心となるのは、昨季から4番を任されている青枝。板野高の硬式野球部出身で、左打席から広角に打ち分ける技術とパワーを兼ね備えている。ウエートトレーニングで体が一回り大きくなり、飛距離はさらに伸びた。5番の右打者長谷部も長打力があり、青枝との左右のコンビで相手投手に立ち向かう。

 足が速い1番安戸(あんど)、状況に応じた打撃ができる2番橋本が好機を築き、青枝らでかえすパターンに持ち込みたい。打力を生かして投手から一塁手にコンバートした秋山や、パンチ力がある2年目の天田(あまだ)もおり、攻撃力は厚みを増した。

 投手陣は、18年にカナダで開かれたU―19(19歳以下)世界ジュニア選手権の日本代表に選ばれた北川が軸となる。120キロの直球とチェンジアップとのコンビネーションは抜群だ。ライズボールが武器の井上、制球力が持ち味の木下もいる。捕手中村、二塁橋本、遊撃岩本、中堅安戸のセンターラインを中心に、守りは堅い。

 近年の最高成績は16年西日本リーグの8勝8敗。森田監督は一つでも勝ち越すことを目標に掲げる。9日の初戦の相手は19年の日本リーグで敗れている大阪グローバル。強化策の成否を占う一戦で、弾みをつけるためにも落とせない。