3月25日に福島県を出発した東京オリンピック・パラリンピックの聖火はこれまでに長野、和歌山などをリレーし、11日は奈良県を走る。11番目となる徳島県では出発地やゴール地点などでセレモニーが行われ、阿波踊りや合唱で五輪ムードを盛り上げる。

 初日の15日は8区間計16・5キロ。出発式がある箸蔵山ロープウェイ登山口駅(三好市)と、ゴール時に催す「セレブレーション」がある鳴門ウチノ海総合公園では阿波踊りの演舞がある。最終区間は、2000年シドニー五輪で女子マラソンに出場した市橋有里さん=鳴門市出身=が走り、フィナーレを飾る。

 16日は9区間計15・8キロを走る。阿波海南文化村(海陽町)で開かれる出発式では海部高校郷土芸能部が和太鼓を披露。セレブレーション会場のアスティとくしま(徳島市)では、徳島市出身の詩人野上彰(1909~67年)が訳詞した64年東京五輪の合唱曲「オリンピック賛歌」の合唱や人形浄瑠璃公演などがある。

 同日は美波、那賀、勝浦の3町で「ミニセレブレーション」を開催。住民団体の和太鼓演奏や地元小中学生による金管バンド演奏が行われる。

 新型コロナウイルス感染防止のため、セレブレーションなどの行事は事前に申し込んだ人しか参加できないが、沿道での観覧は県内在住者に限り自粛は求めていない。県実行委員会事務局を務める県は▽密が生じないよう周囲との間隔を保つ▽マスク着用▽応援は拍手で行う-など、注意事項の順守を呼び掛けている。

 各区間の詳細ルートはこちら(1日目2日目)。リレーの模様はNHKのウェブサイト〈https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch/〉でもライブ配信される。

 県スポーツ振興課の担当者は「自分に合った方法で聖火リレーを楽しんでほしい」と話している。