作品づくりに取り組むワークショップの参加者=2020年11月、徳島市の県立障がい者交流プラザ

 徳島県内で15、16両日に実施される、東京五輪聖火リレーを記念した障害者らのアート展(プラット・アート・プロジェクト実行委員会主催)が10~16日、リレー最終日のゴール地点となる徳島市のアスティとくしまで開かれる。聖火の到着を祝い、共生社会の実現に向けた機運を盛り上げる。

 テーマは「家」。家の形をした木枠にプラスチック板を貼ってカラフルなシールや絵の具で彩るなどしたオブジェ600点余りを並べる。どの作品も、障害者と健常者が互いに尊重して支え合い、自立した生活を送るという思いを表現した。豊かな感性や創造力を発信し、障害者への理解を深めてもらう。

 作品は、阿南市の障害者支援施設シーズの利用者をはじめ、2019年9月から今年2月にかけて開かれたワークショップの参加者ら延べ600人が制作した。ジョージアからも、トビリシ自由大学の学生らがオンラインで作品作りに取り組んだ。

 展示会は東京五輪・パラリンピックの応援プログラムとして昨春に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止。このためインターネットの特設サイトで鑑賞できるようにしていた。その後、県の「共生社会ホストタウン活動」の一環で作品を追加し、開催を決めた。

 プラット・アート・プロジェクト実行委の林弘祥(ひろあき)事務局長(37)は「結果的に交流の幅が広がり作品の数も増えた。一人一人の情熱がこもった個性的な作品を鑑賞し、明るい気分になってほしい」と来場を呼び掛けている。

 展示会場はアスティとくしま1階の第4会議室。聖火リレーの県実行委と県ダイバーシティ推進課との共催で、五輪とパラリンピック両方の聖火リレートーチも展示する。午前10時~午後5時(16日は午後8時まで)。無料。