診療制限についての案内表示=徳島市の県立中央病院

 徳島県病院局と県立中央病院(徳島市)は9日、入院患者2人が新型コロナウイルスに感染し、外来診療を原則停止したと発表した。救急の受け入れも、小児患者を除いてやめている。医師や看護師、入院患者ら約1200人を対象に検査を行っており、結果を見て再開を判断する。

 県によると、感染したのは同室だった80代と70代の男性患者。80代男性は1日に入院し、8日に容体が急変して抗原検査で陽性が出た。重症化し、集中治療室で治療を受けている。70代男性は8日の抗原検査で陰性だったものの、医師の判断でPCR検査を受けて陽性が確認された。感染経路は「調査中」としている。

 病院では、患者の感染が確認された8日夜から救急の受け入れを原則停止した。外来診療は、治療の必要性の高い放射線や化学療法、透析のほか、薬の処方に限っている。新規入院患者の受け入れは原則やめ、手術は緊急性や安全性を考慮して実施する。

 検査は9日午後1時時点で262人が受け、感染が確認された70代男性を除いて261人が陰性だった。検査は11日までに終わる見通し。

 中央病院は、災害時に24時間体制で傷病者を受け入れる「災害拠点病院」の基幹病院に指定されている。