イタリア・ローマ発祥のスイーツ系パン「マリトッツォ」が今年に入り、会員制交流サイト(SNS)を中心に話題となっている。丸く焼き上げたパンを二枚貝のように切り、間にたっぷりの生クリームを挟み込んだ独特の形がかわいい。県内で販売を始めた2店舗を紹介する。

 

 小松島市中田町にある「カントリーロードベーカリー」では、バターと卵をふんだんに使ってフワフワとした食感に仕上げた「ブリオッシュ生地」のパンを使用。こしあん抹茶やコーヒーピスタチオ、チョコミントなど5種類が並ぶ。いずれも税込み389円。

 「マリトッツォは1日で150個くらい売れてます」と言う山上代表=小松島市のカントリーロードベーカリー

 こしあん抹茶は、地元の老舗あんこ専門店「轡商店」のあんと抹茶クリームを挟み、甘味と苦味の絶妙なバランスが堪能できる。コーヒーピスタチオは、味わい深いコーヒークリームにトッピングしたピスタチオのポリポリとした食感がくせになりそうだ。山上崇代表(40)は「生地とクリームが口の中で一緒になくなる面白さが魅力の一つ。クリームの種類を変えるだけで味のバリエーションが無限に広がる。できるだけ多くの人に味わってほしい」と話す。

今年のバレンタインデーにオープンしたろくキッチン=藍住町乙瀬

 もう一店舗は、藍住町乙瀬にある料理教室兼販売店「ろくキッチン」。オーナーパティシエの藤六愛さん(33)はオンラインの菓子教室を開いたり、動画投稿サイト「ユーチューブ」で菓子作りのレッスン動画を公開したりと、人気を集めている。

ろくキッチンの「苺のマリトッツォ」。新鮮でみずみずしいイチゴをかんだ瞬間に果汁が溢れ出す(同店提供)
ろくキッチンのマリトッツォ。自分で好みのフルーツなどをトッピングして食べてみるのも良い(同店提供)

 北海道産の小麦に生クリームをたっぷり練りこんだ生地を使ったマリトッツォ(税込み250円)は、サンドしたクリームとの相性が抜群。旬のイチゴをぜいたくに盛り付けた「苺のマリトッツオ」(290円)も好評だ。

ろくキッチンのオーナーシェフ藤六さん=藍住町乙瀬

 ユーチューブの店の公式チャンネルでマリトッツォのレシピを公開している。藤六さんは「レシピを共有し、作れる人を増やしたい。ぜひおいしいマリトッツォで家族や友人と幸せな時間を過ごしてほしいです」と語った。

【カントリーロードベーカリー】
・住所=小松島市中田町出口50ー1
・電話=0885―38―6720
・営業時間=午前8時30分~午後6時
・定休日=水曜、土曜休
・駐車場=あり
・開店=2016年

【ろくキッチン】
・住所=藍住町乙瀬出来地32―16
・電話=080―5666―0990
・営業時間=水曜、木曜、金曜は午前11時~午後5時、日曜は午後2時~午後6時
・定休日=月曜、火曜、土曜(不定休の日もあり)
・駐車場=あり
・開店=2021年