臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=10日午後5時ごろ、徳島県庁

 徳島県は10日、県立中央病院(徳島市)に入院していた東みよし町の60代男性と、現在も入院中で高知県在住の80代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。病院関連の感染者は計4人となった。8日夜から原則停止している外来診療や救急搬送の受け入れ再開の見通しは立っていない。

 県によると、60代男性は8日に感染が明らかになった入院患者2人と同じ部屋で4日まで入院していた。80代女性は同じ病棟にある別の個室に入っており、感染経路は「調査中」としている。

 8日に入院患者の感染が判明したのを受け、県が医師や看護師、入院患者ら約1200人を対象に進めている検査は443人が終えた。9日に感染が確認された人と同じ病棟で同時期に入院していた人も併せ、11日までに調べる予定。

 中央病院が2019年に受け入れた救急搬送は5193件で、県内の受け入れ病院では最も多い。県全体(3万2645件)の15・9%を占めており、救急医療への影響は大きい。

 飯泉嘉門知事は外来や救急の受け入れ再開の時期について「検査結果を踏まえた病院の判断になる」とした上で「検査が11日までに終えられなくても、めどが立った段階で(再開)という判断もある」と述べた。