怪しげな方言を振り回し、おもっしょげに、時には豪胆に、世の不正をばったばったと切り捨てておったそうじゃ。本紙伝説の企画「ご隠居の土曜放談」がもんてきたでえ。

 前口上はこのくらいじゃ。さて、何を書きますかいのう。「ご隠居」と呼ばれておるがのう、それは行きがかり上、都合上。生涯現役を強要されるいまどき、そんな悠々自適な人が、そうそうおりますかいな。

 爪に火をともしつつ、心には世直しのたいまつを掲げつつ。そんな、やつらが集まって繰り広げるはこの企画。ありゃ、もう行数も尽きそうじゃ。

 年寄りの世まい言と、なめたらいかんぜよ。首相だろうが、大統領だろうが、うかうかしとったら、大やけどするかも知らんでよ。とか言って、わしも大きゅう出すぎたのう。はや反省。(神津久蔵)

*おもっしょげに=楽しげに*もんてきた=帰ってきた*いかんぜよ(土佐弁)=だめですよ