新型コロナウィルスのワクチン接種を受ける高齢者=徳島市丈六町の介護老人保健施設

 徳島県内では12日、徳島、阿南両市を皮切りに65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。この日は両市の高齢者施設入所者や職員計30人が接種を受けた。全員、体調に異変はないという。両市以外では19日以降に順次始まる予定。

 徳島市では、介護老人保健施設「リハビリセンターグリーン丈六」(丈六町山根)に入所する84歳女性と87歳男性、看護師ら職員3人の計5人が、医師の問診の後、施設に勤務する看護師からファイザー製ワクチンの注射を左上腕部に受けた。接種後は副反応に備え、看護師が20分ほど健康観察した。15、16両日にも入所者と職員計165人に接種する。

 阿南市でも介護老人保健施設3カ所で接種が始まり、入所者11人と職員14人の計25人が注射を受けた。市は接種場所を公表していない。

 徳島、阿南両市の高齢者は計約10万人。ワクチンは2回の接種が必要で、徳島市では今月末までに約950人、阿南市では約410人が1回目の接種を終える見通し。

 ワクチンが国の計画通りに供給されれば、徳島市では9月末に高齢者全員への接種が完了する見込み。阿南市は未定としている。

 県によると、県内の高齢者は約24万人。今月19日の週までに約9%に当たるワクチン計22箱(2万1450回分)が届き、全市町村に配分される。