新たに設置した看板=阿南市大井町

 徳島県阿南市の住民団体「加茂谷へんろ道の会」は、遍路道にある石柱に彫られた寺までの距離や設置者の氏名が長年の風雨で読みにくくなったため、同じ文言を記した看板を近くに新設した。

 四国霊場20番札所・鶴林寺(勝浦町)と21番・太龍寺(阿南市)を結ぶ「太龍寺道」沿いにステンレス製の看板と地図を各1枚、太龍寺から22番・平等寺(同)までの山中に看板3枚の計5枚を設けた。

 このうち、大井町の太龍寺道沿いの看板は縦60センチ、横35センチ。石柱から1メートルの位置に立てた。周辺の景色に配慮し、茶色の下地に白で「太龍寺へ四十丁」と記し、阿波出身の「照蓮」と呼ばれた者が1809年に石柱を設置したとの内容を加えた。

 横井知昭会長は「遍路道の一部はかつて生活道として使われていた。歴史を感じながら歩いてもらいたい」と話した。