「湯登神事」で、父親に肩車され熊野本宮大社を出発する稚児たち=13日午前、和歌山県田辺市

 和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で13日、父親に肩車された稚児の行列が参道を歩く「湯登神事」が営まれ、15日まで続く例大祭の幕開けを飾った。稚児に神を降ろし、健やかな成長を願う祭りで、神事の間を除いては稚児の足を地に付けないのが習わし。「ウマ」役の父親らは稚児をしっかり頭上に抱えた。

 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で稚児の参加が中止された。例年男児12人が参加するが、感染防止のため地元を中心にした2~4歳の5人に制限した。

 大社を出発した稚児は温泉につかり身を清めた後、朱色の口紅で額に「大」の文字を書き、狩衣姿で湯峰王子社での神事に臨んだ。