本番に向け、練習を行う藝茶楽の連員=徳島市の川内南小学校

 徳島県阿波踊り協会に所属する踊り連「藝茶楽」が、17、18両日にベトナム・ホーチミンで開かれる日越交流イベント「ジャパンベトナムフェスティバル」にオンラインで出演する。卓越した乱舞を見せるほか、現地の来場者に踊り指導も行う。昨年現地で発足したベトナム阿波おどり協会の会員でつくるロータス連も練習の成果を披露する予定で、徳島の伝統芸能の魅力をPRする。

 イベントは日越の伝統、文化の相互理解を目的に、2013年から始まった。両国の観光、芸能、物産関連などの80団体が参加する予定で、日本の人気アーティストも多く出演する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になり、今年も3月の開催が延期となっていたが、ベトナム国内の感染がほぼ封じ込められたため開かれる。一昨年は32万9千人が来場した。

 藝茶楽は連員18人が17日に徳島市のよんでんプラザから中継で出演。会場のメインステージに設置されたモニターを通じ、しなやかな女踊りや躍動感あふれる男踊りを披露した後、越智憲一郎副連長らが来場者に手さばきと足運びを教える。ロータス連の8人も乱舞するほか、最後は来場者も一緒に全員で踊る。

 18日は前日に録画した映像を会場で流し、現地ではロータス連が踊る。

 協会発足に携わった食品卸会社「斎徳」(徳島市川内町)の斎藤正治社長と越智副連長が知人だった縁で、藝茶楽が1月から、協会の会員に踊りを指導していた。イベント主催者から本場の阿波踊りを披露してほしいと藝茶楽に依頼があり「世界に発信できるチャンスだ」と快諾した。
 越智副連長は「ベトナムには阿波踊りに興味を示してくれる人が多く、普及を通じて徳島への観光客が増えればうれしい。協会と一緒に徳島で踊れることを夢見ている」と語った。