徳島県は14日、新型コロナウイルスの変異株に関するスクリーニング検査で、抽出した感染者23人のうち、9割超の21例で感染疑いが判明したと発表した。臨時会見した飯泉嘉門知事は県内の感染状況について、「変異株が主流になっていると言っていい」と危機感を示し、感染防止対策をより一層、徹底するよう県民に呼び掛けた。

 スクリーニング検査は、3月23日~4月11日に感染が確認された人の検体を対象に12日に実施した。変異株の疑いが分かった21例の検体は国立感染症研究所(東京)に送り、ゲノム(遺伝情報)解析で確定させる。

 3月22日のスクリーニング検査では、24人分の検体中、変異株の疑いは3例と1割超だった。3月30、4月5、12日の検査では、計71人分の検体中、変異株の疑いは63例と9割近くに急増している。

 知事は「4月は新規感染者数が200人を超えるなど尋常ではない状況。(ウイルスが)従来型と置き換わっていると考えている」と強調し、県内での感染拡大が変異株によるものとの認識を示した。

 変異株は従来型と比べて感染力が強いとされる。県内で変異株と確定したのは17例で、全て英国型となっている。