初采配で選手に指示を出す徳島のポヤトス監督=鳴門ポカリスエット

 明治安田J1第10節第2日は17日、各地で5試合が行われ、徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで鹿島と対戦し、0―1で惜敗した。新型コロナウイルスの影響で合流が約3カ月遅れたダニエル・ポヤトス監督が初めて指揮を執った試合を白星で飾れなかった。通算成績は4勝2分け5敗となり、勝ち点は14のまま。

 びしょぬれになりながらピッチサイドに立ち続けた。身ぶり手ぶりを交えて選手に指示を出し、良いプレーには拍手を送る。あいにく白星デビューを飾ることはできず「負けるのは悲しい」と語りつつも「選手の近くにいられるのは監督として幸せなこと。うれしかった」。遠いスペインからリモートでしか指示ができなかったもどかしい思いを吹き飛ばし、ようやくスタートラインに立った充実感もあった。

 鹿島の堅い守備に阻まれ、思ったような攻撃はできなかった。「勇敢に戦おう」と送り出した指揮官は「選手とは2日間一緒にトレーニングしたが、過密日程なので強度の高い内容はできなかった。それでも後半は持っている力を出してくれた。負けに値する試合だとも感じていない」と悲観することはなかった。

 ただ、無得点で終わったことには「(動きの)タイミングやラストパスとシュートの精度を上げていく必要がある」と課題を挙げ、「日々のトレーニングからしっかりやっていく」ときっぱり。ファン・サポーターに感謝を示しながら後押しを求め、「次は勝って幸せな感情を届けたい」と固く誓った。