新型コロナウイルスの感染拡大がさらに加速した。徳島県が17日発表した感染者数は1日当たりの最多を大きく更新。直近3日間(14~16日検査分)の合計は100人を超えた。「新たなフェーズ」(飯泉嘉門知事)の感染状況は悪化の一途をたどっている。

 県内の今月の感染者数は319人となり、初めて300人台に。月間でこれまで最多だった1月(187人)の1・7倍に達している。3月下旬以降、計8例のクラスター(感染者集団)が相次ぎ、複数の飲食店にまたがるケースも発生。県は今月16日、初めて飲食店への営業時間短縮要請に踏み切った。

 知事は17日の臨時会見で、感染者数が急増している要因にクラスターや変異株の影響などを挙げ「一定数増えるのは全国的な傾向なのでやむを得ない部分がある。この方々(クラスター関連の感染者)をしっかりケアしていくことが重要だ」と強調した。

 県は17日、新型コロナ患者の入院受け入れ病床を増やしたものの、使用率は63・9%と高いレベルのまま。重症者用の使用率も24%に上る。

 ただ、市中感染の広がりについて問われた知事は「感染経路が不明な(感染者の)割合が国指標の50%を下回っている」として、従来通りの慎重な見方を崩さなかった。