徳島県は19日、10歳未満~80代の男女36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数は過去3番目に多く、5日連続で30人以上となった。県民に警戒を呼び掛ける「とくしまアラート」について、飯泉嘉門知事は臨時会見で「(感染状況の)指標をみると引き上げるのは必然」と述べ、20日の対策本部会議で現在「感染拡大注意漸増」としている警戒レベルを見直す考えを示した。

 県内の医療機関に入院していた80代以上の1人が18日に亡くなり、死者は計27人になった。感染者数は累計939人。とくしまアラートの発動基準となる6指標のうち、直近1週間の感染者数、入院と宿泊療養を会わせた療養者数、PCR検査の陽性率の3指標で過去最高を更新した。

 この日発表した感染者36人のうち、4人がクラスター(感染者集団)となった南海病院(鳴門市)の入院患者3人と職員1人。同病院関連では計74人となった。

 学校関係は4人で、小学校教職員で北島町の20代女性1人、吉野川市と北島町の女子中学生計3人。各学校は19日、臨時休校して校内を消毒するなどの対応を取った。松茂町の未就学児1人の感染も分かった。

 複数の飲食店の経営者や従業員、利用客ら計8人が感染したとして、県は「飲食の場に注意してほしい」と呼び掛けている。

 市町村別の内訳は▽徳島市17人▽鳴門市6人▽北島町5人▽松茂町2人▽小松島市、吉野川市、藍住町、板野町、上板町、香川県各1人-となっている。36人のうち33人は軽症か無症状で、3人は調査中としている。