医師から新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける高齢者=上勝町正木の上勝診療所

 施設に入所していない高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が20日、徳島県内で初めてつるぎ、上勝両町で始まった。三好市、美波町は施設での優先接種を開始。強い副反応などは報告されていない。

 つるぎ町立半田病院では、かかりつけ医らによる個別接種が行われ、事前に予約した20人が医師の予診を受けた後、看護師に接種してもらった。丸笹寿也事務長(54)は「副反応などを不安視する声もあったが、想定通りスムーズにできた」と話した。

 町内の他の5医療施設では、5月10日の週から個別接種を予定している。

 上勝町では、接種会場の上勝診療所を訪れた60人が医師から集団接種を受け、リハビリ室で30分間、経過を観察した。町は毎週2回、上勝診療所で接種を続け、6月末までに高齢者全員に2回の接種を終える方針。横野惠貞(やすさだ)さん(86)=同町正木=は「とりあえず一安心。やれやれという感じ」と語った。

 三好市は特別養護老人ホームなど3施設の職員や入所者65人が、美波町ではグループホームなど2施設で60人がそれぞれ接種を受けた。