新曲「愛しい人、赤い糸」をリリースした上野優華さん=徳島新聞社

 徳島県出身の歌手で女優の上野優華さん(23)が、新曲「愛しい人、赤い糸」を発売した。会員制交流サイト(SNS)で人気のシンガー・ソングライター川崎鷹也さんから楽曲の提供を受けた。ここ数年は片思いや失恋をテーマに歌ってきた上野さんにとって、新境地を開く一曲になっている。上野さんが新曲に込めた思い、そして5月23日に約1年半ぶりに地元徳島で行う有観客ライブへの意気込みを聞いた。

 -楽曲「魔法の絨毯(じゅうたん)」が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で2億2千万回以上再生され、注目を集める川崎さんが作詞作曲を担当した。

 以前からSNSで音楽が広まるのを感じていて、私も注目して見ていた時に川崎さんの「魔法の絨毯」に出合ったんです。この曲から「自分は何も持っていないけど、大切な人は守っていきたい」という強い気持ちを感じ、幅広い世代に共感してもらえるラブソングだと思いました。私が目指す音楽の延長線上にある曲でもあり、そんな曲を作った川崎さんが描く世界を私の声で表現したくてオファーしました。

 -今回の新曲はどういう曲に仕上がっているか。

 片思いの切ないラブソングというのが基本ですけど、恋する時の輝いた部分がすごく出ている曲。最近は大切な人を失ったり、離れ離れになったりして本当にかなわなかった恋をテーマに歌うことが多かった。だけど、今回は片思いといっても、まだ失恋もしていないし、かなう、かなわないの段階にもたどり着けていない女の子を表現しているので、そういったもどかしさがキュンとする一曲だと思います。

 -昨年1年はコロナ禍の影響で予定していたライブが軒並み中止となった。

 今までライブをメインに活動していて、ライブでこういう曲を歌いたいという思いがあって楽曲を作っていたんですよ。それがコロナ禍でライブができなくなり、少し止まっていた時期がありました。それでも昨年からオンラインライブは続けていて、ライブ感を出すためにカメラワークや演出を工夫したり、観客フロアや会場外のロビーで歌ってみたりしてスタッフといろいろ考えながらやっています。

 -徳島市のあわぎんホールでのライブを5月23日に控えている。

 久しぶりの有観客ライブになるので、再始動の第一歩だと思う。マスクを着けたり声を出せなかったりと、すぐに元の状態に戻れるわけではないので、新しい上野優華らしいスタイルというものを探していければ。そういう意味でも地元で新しいスタートを切れるのはうれしいし、音楽を生で届けられる喜びを感じながら、観客の皆さんとすてきな時間をつくり上げたい。

 あわぎんホールでのライブは午後3時から。入場料はいずれも指定席で一般2千円、25歳以下は千円。問い合わせは同ホール、電話088(622)8121。