3月28日にオープンした「AizomeBase Shinmachi」=徳島市東新町1

 藍染体験のスペースとギャラリーを備えた「AizomeBase Shinmachi」が3月28日、徳島市東新町1にオープンした。運営するのは、徳島大医学部を卒業後、京都芸術大でデザインを学ぶ徳島市出身の山﨑寛門(かんと)さん(26)=京都市。気軽に藍染を体験でき、若手作家による作品発表の場になる店を目指す。

 山﨑さんは、徳大医学部在学時から「Akroworks(アクロワークス)」というブランドを立ち上げ、コンピューターグラフィック作品などを制作していた。「芸術を通して子どもたちの精神発達の助けになりたい」という思いが強くなり、徳島市民病院での研修医修了後に京都芸術大芸術学部に改めて入学。教職課程を取り、デザインを使った情報伝達の在り方などを学んでいる。

「AizomeBase Shinmachi」をオープンさせた山﨑さん=徳島市東新町1

 医学部在学中には、穴吹川や鳴門の渦潮といった徳島をモチーフにしたアクセサリーなどを制作。伝統工芸の藍染を使いたいと考えたが、布以外の木や革を染められる場所が県内に少なく、作品作りに苦労した。このため、藍染でいろいろな作品を作りたいと思う人にスペースを提供しようと出店を決めた。現在は徳島と京都を行き来しながら店舗を運営している。

 山﨑さんは「予約なしでも体験できるので気兼ねなく来てほしい。藍染作品を作る人も身に着ける人も増えるとうれしい」と話した。

ギャラリーで展示販売しているマグネットとアクセサリー=徳島市東新町1

 藍染体験の料金は、布などを持ち込んだ場合は1グラム20円で、200グラムを超えた分は1グラム10円になる。布以外でも染まるものなら何でも持ち込むことができる。店で用意しているエコバッグは千円で体験できる。

 ギャラリーでは、藍で染めた木や和紙のほか、風景写真やコンピューターグラフィックを活用して山﨑さんが制作したマグネットなどを展示・販売。今後は他の作家の作品も展示する予定だ。

「AizomeBase Shinmachi」の店内=徳島市東新町1

 営業は土日の午後1時半~6時半。問い合わせは公式のツイッターインスタグラムまたは、電話090(3275)1293。