新型コロナウイルスワクチン接種の問い合わせに応じる三好市のコールセンター担当者=同市池田町の市保健センター

 高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が徳島県内自治体で順次始まり、それに伴って問い合わせや接種を予約する電話が急増している。市町村は2月以降、コールセンターなどを設けて住民対応を強化しているものの、一部の自治体では予約開始直後から電話がつながらないなど、混乱が起きている。

 多くの自治体ではワクチン接種が始まる前に専用ダイヤル<表参照>を設け、問い合わせを受け付けている。予約申請時もセンターの回線を活用する場合が多い。

 予約受け付けが4月19日に始まった牟岐町では、当日の午前中からコールセンターに電話が殺到した。電話がつながりにくい状態が続き、町役場の窓口に直接訪れる人もいた。初回分の370件は、午後3時すぎに埋まった。20日に予約を始めた美馬市のコールセンターでも5回線を用意したが、電話がかからないと苦情があったという。

 板野郡5町は「板野郡新型コロナワクチン予約・相談センター」を共同で設けた。各町から接種券が届くと、予約自体が始まったと誤って電話する人が相次いだ。4月の電話件数は6860件(20日時点)と3月の約70倍に増加。各町の予約の受け付けは順次始まっており、午前中は電話がつながりにくい場合があるという。

 12日から高齢者施設での接種が始まった徳島、阿南両市では「自分はいつ打てるのか」などの問い合わせが多く寄せられた。

 接種券を発送していない自治体は、今後を見越して態勢整備を進めている。3月15日にコールセンターを設置した三好市では4月20日までに83件の問い合わせがあった。5月10日以降となる接種券送付後に問い合わせが増えると見込んでいる。担当する喜多俊昭健康づくり課長は「住民の危機感や期待は大きい。滞りないように準備したい」と語った。