徳島県は21日、10~70代男女36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は、昨年2月25日に初めて確認されてから約1年2カ月で累計千人となった。病床使用率は過去最高の72・8%で、初めて70%を超えた。17日以降に計9人の感染者が確認された徳島市川内町の高齢者施設を新たにクラスター(感染者集団)と認定した。クラスターは県内21例目。

 1日当たりの感染者数は19日発表分と並んで過去3番目に多い。入院と宿泊療養を合わせた療養者数は334人と過去最多。重症者用病床の使用率は過去最高の28%となっている。

 クラスターと認定した高齢者施設での感染者は、入所者3人と職員4人、職員の家族2人の計9人。感染経路は分かっていない。施設名について県は「利用者らが特定できている」などとして公表しなかった。

 学校関係では、同じ中学校に通う吉野川市の中学生男女3人が感染。18日に感染が分かった同市の女子中学生の友人で濃厚接触者として検査を受けた。4人が通う中学校は23日まで臨時休校とする。

 市町村別の内訳は▽徳島市19人▽鳴門市5人▽吉野川市5人▽藍住町3人▽小松島市、阿南市、板野町、香川県各1人―となっている。徳島市の70代男性は肺炎の症状があり、中等症。28人が軽症か無症状、7人が調査中としている。

 このほか、感染力が強いとされる変異株について19日に行ったスクリーニング検査で、抽出した感染者25人全員の感染疑いが判明したと発表した。

 これとは別に、変異株の疑いがある検体を国立感染症研究所(東京)でゲノム(遺伝情報)解析した結果、新たに24例が英国型と確定したことも明らかにした。県内で変異株と確定したのは計41例になり、全て英国型だった。