城北高校の女子バスケットボール部の優勝は5年ぶり。「力を出し切って結果を出した。本当によくやった」。コートで歓喜の輪をつくる教え子たちを温かく見守った。

 県内屈指の強豪校を率いて2年目。常に追われる立場であることを感じてきた。平日は始業前と放課後に計6時間の猛練習を課し、休日は積極的に県外遠征に出向く。

 厳しい指導ぶりは他校にも知れ渡る。「うち(城北高)に来るからには、みんな覚悟を持っている」。選手の自主性を促しながら信頼関係を築き上げ、頂点にたどり着いた。

 牟岐町生まれ。牟岐中時代に競技にのめり込み、高校は徳島ではなく、大阪の強豪校を選んだ。主にガードとして活躍し、3年時のインターハイで準優勝。筑波大に進学後も1、2年時にインカレで優勝するなど競技歴は華やかだ。

 1991年に教員となり、城ノ内を振り出しに4高校で監督やコーチを務めた。学校によって求められるものは違ったが、「部活動を通じていろんな意味で成長してくれれば」と願う。

 コートでは休まず指示を飛ばす。「言い過ぎて、控えようと思っていても気付けば大声を出している。こればかりはどこに行っても変わらない」。

 バスケットで知り合った夫との間に1女1男をもうけ、長女はWリーグのJX―ENEOSで活躍。長男は大学で競技を続ける。徳島市助任町で夫、義父との3人暮らし。保健体育教諭。50歳。