徳島県は23日、県内の入院受け入れ病床を20床増やしたと発表した。クラスターが発生した南海病院(鳴門市)内の29床を合わせて計259床となる。周囲に感染させる可能性はないものの、回復していない患者を受け入れる「後方支援病院」として30医療機関を確保。軽症・無症状者向けの宿泊療養施設も徳島市に新たに1カ所構える。

 県によると、増床は、県庁で同日開いた新型コロナウイルス感染症対策協議会で申し合わせた。コロナ患者を受け入れている12医療機関で20床を増やす。併せて中等症以上の患者への対応を強化する。

 後方支援病院は入院病床や宿泊療養施設を効率良く空けるのが目的。公立・民間の30医療機関で、受け入れ可能な病床数は明らかにしなかった。増床と後方支援病院は運用を始めた。

 新たな宿泊療養施設は、ゴールデンウイーク中に稼働させる予定。同日、飯泉嘉門知事が日本旅館協会県支部、県旅館ホテル生活衛生同業組合の代表者と県庁で面会し、協力を要請した。

 このほか、県医師会の協力で、感染者が入院や宿泊療養施設に入るまでの期間に、自宅で医師のケアが受けられる体制も整える。