県漁連とJA全農とくしまが連携して県内小中学校に提供するかき揚げ=徳島市東沖洲2の県水産会館

 徳島県漁業協同組合連合会とJA全農とくしまは6月から、県内の幼稚園、小中学校などに県産食材を使った給食を提供する。新型コロナウイルスの影響で需要が低迷する農水産物の消費拡大と食育推進を図る。第1弾のメニューはニンジンやチリメンなどを使った「かき揚げ」で、47園238校に計約6万食を用意する。

 県漁連が全農とくしまから県産春ニンジン約600キロと水菜約120キロを購入。「くろのりとちりめんのかき揚げ」「ひじきのかき揚げ」の2種類を準備する。各市町村の給食センターのほか、学校に直接提供する。第2弾以降のメニューは未定。冬場の焼き魚にスダチを添えることなどを検討している。

 県産水産物の需要喚起と食育を進める、県の「阿波のおさかな出前食育事業」の本年度事業費8億9千万円の一部を活用する。消費の低迷に悩んでいるのは農家も同じと考えた県漁連が、全農とくしまに食材提供への協力を依頼した。

 県漁連の林宏紀加工課長は「旬の農産物と水産物を組み合わせたおいしい料理を子どもに届け、地産地消を進めたい」としている。