徳島県は25日、新型コロナウイルスに10歳未満~80代の男女44人が感染したと発表した。1日当たりの感染者数としては24日に発表した過去最多の47人よりは減ったが、17日発表と同じ過去2番目の多さで、30人を超えるのは5日連続。4月の感染者数は計613人となり600人を超えた。また県は、県内の医療機関に入院していた80代以上の2人と60代1人の感染者が死亡したと明らかにした。1日3人の死者は過去最多で、60代の死亡例は初めて。県内の死者は累計35人となり、4月だけで17人に上った。

 県によると、直近1週間(18~24日検査分)の新規感染者数は過去最多の256人で、6日から20日間連続で右肩上り。入院と宿泊療養を合わせた療養者数も過去最多の378人で、12日から14日間連続で増え続けている。重症者用病床の使用率も過去最高の44・0%を占める。

 感染者44人のうち、10代~80代の男女20人は24日に認定された阿南市の富岡東中・高校のクラスター(感染集団)関連で、規模は33人となった。感染が判明したのは生徒の男女15人と教職員や学校関係者の5人。これまでに判明している感染者と合わせ、いずれも屋内で活動する複数の運動部と文化系のクラブで接触があり、県は部活動で感染が広がったとみている。換気などの対策は取られていた。

 他のクラスター関係では鳴門市の南海病院に入院する80代男性2人の感染が新たに分かり、同病院関連は計87人となった。

 この日発表のあった感染者44人の市町村別の内訳は▽徳島市17人▽鳴門市3人▽小松島2人▽阿南市12人▽吉野川市1人▽石井町2人▽美波町1人▽松茂町1人▽北島町1人▽藍住町4人-となっている。いずれも徳島市の20代女子大学生と70代男性医療機関職員が中等症、残り42人のうち40人は軽症か無症状、他の2人は調査中としている。