「徳島ビジネスチャレンジメッセ2018」の概要を発表する三木会長(左)=徳島県庁

 徳島から新たな技術や産業を発信する「徳島ビジネスチャレンジメッセ2018」(実行委員会主催)が10月11日から3日間、徳島市のアスティとくしまで開かれる。今年のテーマは「未来へ」。人工知能(AI)を搭載したロボットや水素エネルギーなどを活用した最先端の取り組みを紹介するとともに、藍染やLEDの応用製品を展示する。

 会場を「生活環境・エネルギー」「ものづくり産業」「情報産業」など8ゾーンに分け、各企業がブースを設置。それぞれ最新の技術や製品、サービスを売り込む。

 特別展示では、AIロボットをはじめ、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを写真にかざすと動画が再生される「拡張現実(AR)」技術、顔の特徴から本人を識別する顔認証システムなどを紹介する。

 水素を燃料として走る燃料電池車など水素エネルギーを活用した製品や、藍染、LEDといった徳島の伝統とものづくり技術を生かした製品も並ぶ。

 このほか、LED技術の最新動向や水素エネルギー、高機能素材をテーマにしたセミナーなどがある。

 県内の起業家や新規ビジネスを発掘する恒例の「徳島ニュービジネス支援賞」は、大賞(1件)に賞金100万円、優秀賞(2件)に20万円を贈る。

 25日、実行委の中心団体である徳島ニュービジネス協議会の三木康弘会長らが県庁で概要を発表した。

 応募の締め切りは支援賞が8月3日、ブース出展が同10日。問い合わせは同協議会<電088(654)5411>。