臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=28日午後5時ごろ、県庁

 徳島県は28日、10~80代の男女21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。まん延防止等重点措置の国への適用要請について、飯泉嘉門知事は同日の臨時会見で「今後、感染者数が増加していくのか減少傾向になるのか、しっかり見定めて対応したい」と話し、当面感染状況や飲食店の営業時間短縮の効果を見守る考えを示した。

 知事は国との協議について「西村康稔経済再生担当相からも、しっかり(感染状況を)見ていきましょうという話があった」と述べた。知事は24日、今後の状況次第では26日にも適用要請する意向を示していた。24日は県内最多となる47人の感染者が発表され、以降は44人、29人、15人、21人となっている。

 28日発表の感染者のうち4人は富岡東中・高校(阿南市)の教職員や生徒の同居家族。関連クラスター(感染者集団)の規模は54人になった。

 県警は同日、徳島中央署に勤務する30代男性警察官1人の感染が分かったと明らかにした。

 市町村別の内訳は▽徳島市8人▽小松島市3人▽阿南市、鳴門市、吉野川市各2人▽美波町、松茂町、藍住町、兵庫県各1人―となっている。2人が肺炎の症状があり中等症。13人は軽症か無症状で、6人は調査中。県内の感染者は累計1224人となった。

 医療機関に入院していた60代の1人が死亡し、県内の死者は計39人になった。

 また県が26日にスクリーニング検査で抽出した感染者24人全員に変異株の感染疑いがあると判明した。これまでの疑い事例のうち、国立感染症研究所(東京)のゲノム(遺伝子情報)解析により、新たに7例が英国型と確定。県内で変異株と明らかになったのは計48例になり、全て英国型だった。