徳島県は29日、10~80代以上の男女46人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数は24日発表の47人に次いで過去2番目に多い。4月の感染者数は724人と700人を突破した。国と協議を進めている「まん延防止等重点措置」の適用要請について、飯泉嘉門知事は同日の臨時会見で、30日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いて判断する考えを示した。

 会議では30日に発表する感染状況を踏まえ、正式に要請するかどうかを決める。要請を見送る場合も、今後の適用に備えて県の対策を具体的に定める。知事は「臨戦態勢に入るべく、対応をしっかり協議していく」と述べた。

 この日発表のあった感染者46人のうち、80代以上の1人は27日に自宅で亡くなった後に検査で陽性が確認された。このほか、医療機関に入院していた70代の2人が死亡し、県内の死者は累計42人になった。死者が出るのは8日連続で、死亡率(感染者数に占める死者の割合=29日時点)は3・3%と、全国で5番目に高くなっている。

 阿南市の富岡東中・高校関連クラスター(感染者集団)で女子生徒と同居家族各1人の感染が分かり、規模は計56人になった。

 市町村別の内訳は▽徳島市29人▽鳴門市5人▽石井町3人▽阿南市、阿波市各2人▽小松島市、吉野川市、佐那河内村、藍住町各1人。死亡後に陽性と分かった1人の居住地は非公表。症状は3人が中等症、32人が軽症か無症状、10人が調査中とした。

 療養者は入院161人、宿泊療養185人(うち待機中143人)の計346人。感染者の累計は1270人となった。