徳島県は3日、新型コロナウイルスに1日当たり過去最多の60人が感染したと発表した。このうち27人は徳島市の「そよかぜ病院」の患者と職員で、7人は四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスの選手。県はこの2事例についてクラスター(感染者集団)が発生したと認定。1日に複数のクラスターが認定されるのは初めてで、累計26例となった。

 また、県内の医療機関に入院していた80代以上の2人と60代の1人の感染者が2日に死亡したと明らかにした。1日3人の死者は過去最多タイ。

 感染者が最多を更新したことを受け、国と協議を進めているまん延防止等重点措置の適用申請について、飯泉嘉門知事は3日の臨時会見で「3日の感染者数だけでは判断できないが、要請に踏み切るかどうかの大きな転換点に差し掛かっている」と指摘。4日発表の感染者数を踏まえた上で「必要と判断した場合は4日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、同日中に要請する」と語った。

 県やそよかぜ病院のホームページによると、職員1人が4月27日に新型コロナウイルスワクチンを接種した後、発熱などの症状が出た。30日になって複数の患者らも熱が出るなどしたため、5月1日から職員や患者ら計538人のPCR検査を始めた。これまでに255人分の結果が出ている。院内には患者専用の病床20床を確保。当面、外来診療や関連施設の訪問看護などを停止するという。

 徳島インディゴソックスでは、選手やスタッフら計47人を対象に検査を実施しており、2日までに42人が終了。1日に陽性が分かった選手1人に加え、新たに選手7人の感染が確認された。球団は活動を休止し、18日までに予定されている公式戦10試合を中止する。

 富岡東中・高校関連クラスターでは、新たに女子中学生と家族各1人の感染が分かり、クラスターの規模は66人になった。南海病院関連でも入院患者2人と職員1人の陽性が判明し、規模は98人となった。

 阿南市は3日、市中央学校給食センター(見能林町南勘高)に勤務する会計年度任用職員の40代女性の感染が分かったと発表した。

 感染者の市町村別内訳は▽徳島市29人▽鳴門市5人▽阿南市3人▽阿波市1人▽美馬市1人▽佐那河内村1人▽石井町3人▽松茂町2人▽北島町3人▽藍住町8人▽上板町4人。症状は30人が軽症か無症状、30人が調査中としている。

 療養者は入院171人、宿泊療養184人(うち待機中128人)の計355人。感染者の累計は1399人となった。