新型コロナウイルスの感染拡大防止策として部活動が休止されたのを機に開設した徳島新聞のLINE公式アカウント「部活と私」は3日、部活動が6日から段階的に再開されることなどについて意見を募った。中高生からは歓迎する声の一方、コロナ対策への懐疑的な反応も目立った。活動の全面再開に向け「子どもに我慢を強いるだけではなく、大人も行動の制限を」と迫る声も出た。一人一人が感染防止策を徹底しようと呼び掛ける声も寄せられた。

 4月27日から部活動を休止したにもかかわらず、3日発表の県内の陽性確認は過去最多の60人。サッカー部のマネジャーをしている高校3年の女子は、「部活動を禁止しても60人もの感染者が出た。正直(部活を制限しても)意味ないです」と疑問を感じている様子。「高校生と中学生だけが制限されて嫌になる。なぜ子どもだけが我慢しなければいけないのか。大人たちの制限もしてください」と求めた。

 バスケットボール部に所属する県西部の中学2年の男子は「感染対策をきちんとして、先輩たちのために総体だけは開催してほしい」と望みつつ、部活動の制限だけで十分なのかと感じているという。「部活動だけ禁止しても意味があるのかなあ、と思う。学校生活でも、教室の中や休み時間は友だちとの距離は近い。子どもの試合だけを禁止するのもずるい」

 短時間とはいえ、6日からの活動再開が認められたことを喜ぶ意見も多い。弓道部の高校3年の男子は「少しだけど練習再開が認められて、安心した」。サッカー部の主将を務める中学3年の男子は「部活復活、素晴らしいですね」と喜びを表現した。

 平日1時間、休日2時間に限っての活動再開に「時間が少なすぎる」との指摘も。阿南市内のバレーボール部の高校3年の女子は「部活がないよりはある方がありがたいですが、1時間ではアップすらできないまま時間がきてしまう」。吉野川市の弓道部の高校3年女子は「練習が1時間というのは短すぎる」としながらも「これ以上感染が拡大しないよう、十分配慮しながら有意義な練習をし、総体へ向けて頑張る」と前を向いた。

 「2カ月後には部活の引退を控えている」という板野郡の高校3年の女子は「私たち部活生以外にもたくさんつらい思いをしている方はいると思う」とした上で、対策徹底を呼び掛けた。「必要以上だと思うくらいの予防を心掛けてもらいたい。これ以上、たくさんの人が涙を流さないでいいように、笑顔でご飯を囲める日が来るように。マスクを着けない日が当たり前になり、今までの当たり前がより早く帰ってくるように」。