徳島新聞が開設している公式LINEアカウント「部活と私」には、中高生や保護者から新たに多くの意見が寄せられた。先行きが見通せない中でも努力を重ねる中高生、わが子の努力と苦悩を目の当たりにして「大人も我慢を」と呼び掛ける保護者。一つ一つのメッセージからは、それぞれの立場で懸命にコロナ禍と向き合っている様子が伝わってくる。

 「どうしてこんなに振り回されなくてはならないのか。悔しくて仕方ない」。素直な心情を書き記したのは、ソフトテニスに打ち込んでいる高校2年の女子だ。「目標を掲げて本気になって挑んでいるのに、どうして社会は応援してくれない?」と疑問をつづり「目標を夢で終わらせたくない。与えられた環境の中でできることを死ぬ気でやる」と決意を示す。

 6日から時間を限って部活動が再開されることについては効果を疑問視する声も。ソフトボール部の高校1年男子は「時間を制限したところでリスクは変わらない。停止なら停止のままにしないと、中途半端に時間を短縮したところで効果は得られない」と指摘した。部活動はしていない高校1年生も「教室では普通に近づいて話をしているし、窓を開けて換気していても距離は近い。(時間短縮に)あまり意味はないと思う」と冷ややかだ。

 一方、まん延防止等重点措置が適用されても6日からの部活動再開方針に変わりはないが、バレーボール部の高3女子は「部活動もできなくなるんじゃないか」と心配していた。

 保護者からの意見には、子どもたちを思いやる気持ちがにじむ。水泳に打ち込む高校3年男子の保護者は、連休中も自宅で筋トレをする息子の姿を見て、「大会を開催してあげてほしい」。その上で、感染拡大防止のため「大人も我慢を」と呼び掛けた。

 「棄権する学校が出ないように配慮して」と望むのは、バスケットボールをしている高校3年男子の母親。一部の生徒が濃厚接触者などとされて大会に参加できない場合でも、部全体が出場を見送ることのないようにという要望で、「子どもらを何重にも苦しませるようなことはしないでほしい」と記した。

 医療従事者の母親「大人も感染予防を」

 「部活を制限したところで(このままでは)感染者数の増加に歯止めはかからない」。水泳に打ち込む高校1年女子の母親から4日、いら立ちも漂わせた意見が「部活と私」に届いた。医療従事者の母親には、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないのに社会の危機感がいまひとつだと映っており、「大人も感染予防に努めて」と訴えている。

 娘は昨年の中学総体が中止になった悔しさを抱えながら高校に入学したが、すぐに部活動が休止となった。一時は「抜け殻のようになって」いたものの、今は自宅でトレーニングに励んでいる。

 母親は医療従事者で「1年以上にわたって会食はおろか、外食もしておらず、家族にも不便を強いた生活を続けている」。職場は「医療崩壊寸前の状態」で、「プライドのみで踏ん張っている」という。

 だからこそ訴えに力がこもる。「部活動は子どもたちのかけがえのない生活の一部。それを失うことでどれだけ子どもたちが我慢しているかを知り、大人たちも自分自身の行動を振り返り、感染予防に努めてほしい」。