臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=5日午後4時50分ごろ、県庁

 徳島県は5日、新型コロナウイルスの感染が4日に分かった10~70代の11人について詳細を発表した。このうち1人は南海病院(鳴門市)の入院患者で、同病院関連クラスターの感染者は計100人に達した。

 南海病院関連クラスターが認定から1カ月余りを経ても収束しないことについて、飯泉嘉門知事は臨時会見で県の対応に問題はなかったとの認識を示した上で「病院内での封じ込めはできるが、院内で感染を抑えるのがいかに難しいかが分かった」と述べた。

 知事は変異株のスクリーニングについて、従来の県立保健製薬環境センターに加え、県家畜防疫衛生センターや民間検査機関も活用し、体制を強化する考えを示した。

 徳島市のそよかぜ病院の関連では20代、40代の女性職員と、別の職員と同居する男子中学生の計3人が感染。関連クラスターの規模は計30人になった。

 市町村別の内訳は徳島市が8人、鳴門市と阿南市、北島町が各1人-となっている。10人が軽症か無症状。1人は調査中という。

 直近1週間の新規感染者数は197人で病床使用率は56・8%。療養者は入院154人、宿泊療養150人(うち待機中83人)の計304人。県内の感染者は累計1421人となった。