徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス監督の松本戦後のコメント
立ち上がりは悪くなかった。しっかり入ったと思うが、先制点を取られてしまった。前田(大然)選手のゴールシーンについては、松本の試合を見ると、いくつかああいうパターンからゴールに迫ったり、得点したりしていた。「気を付けないといけない」という話をしていたが、まさにそれが出てしまう形となってしまった。
攻撃面では、いくつか足りないところがあって、前半はシシーニョのポストに当てるシュートがあったが、その1本ぐらいだった。後半になってから流れが変わり、だいぶ良くなった。PKを取って、残念ながらPKは入らなかったが、勢いを崩すことなく、続けていって同点に追い付いた。1-1の引き分けという結果に終わったが、松本という非常に強い相手に対して、同点に追い付けたことは、いい点かなと思う。昨年は2試合とも敗れ、勝てるようなチームではなく、内容でもなかった。今日に関しては勝ち点3を取れてもおかしくない内容で、できたことは非常によかったと思う。
―岩尾選手の復帰について
彼はチームにとって重要な存在。プレーできる状態だったのでメンバーに入れた。PKに関しては本当に残念だったが、彼は責任感が強いのでしっかりそこを感じていると思う。彼がいないときにもしっかり勝ち点を取れていたのは、チームにとって、良いことだった。今回は憲(岩尾選手)が戻ってきた。さらにチームはいい状態になると思う。
―昨年は苦戦を強いられた松本に主導権を握る戦いができた。1年での成長したところは
先ほど、かなり強い相手という話をしたが、後半に関してはしっかりチャンスをつくることができた。松本は守備で5-4のブロックをつくってくる。ブロックに関してはJ2で最も堅いチーム。そのチームにこれだけチャンスをつくれているのであれば、これから戦っていく相手も崩せると思う。そこはポジティブなところだ。改善しないといけない点はたくさんあるので、そこを変えていきたい。今回の試合で(堅い守りのチームを崩せることが)見えたことには満足している。