コロナ対策を徹底して練習を再開したサッカー部員=徳島市の徳島科学技術高

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う県教委からの要請を受けて4月27日から休止となっていた中学校と高校の部活動が6日、再開し、県総合体育大会などを控える生徒らは仲間と練習できる喜びをかみしめた。感染状況は収束の兆しが見えないだけに、予防策の強化を誓う声も上がった。

 部活動は11日までは平日1時間、休日2時間までとし、12日以降は平日2時間、休日3時間に拡大。他校との練習試合や交流活動、合宿は引き続き禁止するが、感染予防策を講じた公式戦参加は認める。まん延防止措置が適用された場合でも制限は変わらない。

 徳島科学技術高(徳島市)サッカー部は6日午後5時すぎから約50人が2カ所に分かれて10日ぶりに練習を実施。マスクを着けてストレッチを行うなど感染対策を強化した。

 森理基丸(りきまる)主将(17)は「早くみんなとサッカーをしたかった。いつ感染するか分からないので十分な対策をして、県総体での優勝を目指して練習に励みたい」と力を込めた。

 男女31人が所属する脇町高(美馬市)陸上部では、密にならないよう間隔を空けながらウオーミングアップを行った後、ボールやバーベル、縄跳びを使った体幹練習に取り組んだ。

 女子の中村有希主将(17)は「県西部は感染者が少ないけど油断は禁物。時間制限がある中で一人一人がどう練習に臨むかが大切だ」と気持ちを引き締めた。

 4月下旬にクラスター(感染者集団)が発生し、休校している富岡東中・高校(阿南市)は今月10日、分散登校で授業を再開するが、部活動再開は13日以降となる見込み。総体の時期が近づく中、同じ市内の阿南第一中男子バスケットボール部の3年西野雄哉さん(14)は「あと1カ月で引退なので、また部活動が休止にならないよう自分たちも予防策を徹底したい」。

 県教委の担当者は、消毒や換気といった基本的な予防策はこれまでも学校などに周知してきたとして「活動時間をしっかり守り、感染対策を行って頑張ってほしい」と話した。