徳島県は5、6日、10~80代の男女計20人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日発表分の新規感染者は9人で、4月5日以来の1桁となった。南海病院(鳴門市)では新たに4人の感染が判明し、関連クラスター(感染者集団)の規模は計103人と100人を超えた。

 南海病院は入院患者3人と職員1人が感染した。3月25日のクラスター認定から1カ月以上たっても収束しないことについて、飯泉嘉門知事は臨時会見で「病院内での封じ込めはできるが、院内で感染を抑えるのがいかに難しいかが分かった」と述べた。

 そよかぜ病院(徳島市)では入院患者1人と職員4人、職員と同居する男子中学生1人が陽性となり、関連クラスターは計33人となった。富岡東中・高校(阿南市)関連クラスターでは、生徒と同居する40代男性の感染が判明し、規模は計67人になった。

 市町村別の内訳は▽徳島市13人▽鳴門市3人▽阿南市2人▽小松島市、北島町各1人―となっている。17人は軽症か無症状で、3人は調査中という。

 新規感染者数が減少している点について、飯泉知事は「ゴールデンウイーク中は休んでいる民間検査機関がある。明日発表の数が勝負を分ける」と語り、引き続き警戒を呼び掛けた。

 このほか、変異株について3日に行ったスクリーニング検査で、抽出した感染者24人のうち22人(91・7%)に感染疑いが判明。これとは別に、4月中に民間検査機関が実施したスクリーニング検査で158人のうち137人(86・7%)に変異株の疑いがあると分かったと発表した。

 直近1週間(4月29日~5月5日検査分)の新規感染者数は160人、病床使用率は54・6%。療養者は入院149人、宿泊療養129人(うち待機中59人)の計278人。県内の感染者は累計1430人となった。