徳島県は8日、10歳未満~70代の男女21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数が20人を上回ったのは5日ぶり。飯泉嘉門知事はこの日の臨時会見で「大型連休に伴う人流の増加の影響が出始めている。今後、陽性者が増える可能性は高い」と危機感を示した。7日に70代と80代以上の各1人が亡くなり、県内で確認された死者は累計50人となった。

 飯泉知事は香川、岡山などで8日発表の新規感染者数が1日当たり最多を更新したことに触れ「徳島も同じ状況になりかねない。連休が終わった10日から2週間程度の間に影響が出てくるだろう」と指摘。医療の危機的状況が続く現状を踏まえた上で、感染対策の徹底や県境をまたぐ移動を控えるよう改めて呼び掛けた。

 新規感染者21人のうち、7人がクラスター(感染者集団)関連。南海病院(鳴門市)は入院患者2人と職員1人が陽性と分かり、クラスターの規模は計106人となった。そよかぜ病院(徳島市)では職員ら3人が感染し計39人。四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスは選手1人の感染が判明し、計10人となった。

 市町村別の内訳は▽徳島市8人▽鳴門市3人▽阿南市4人▽松茂町1人▽藍住町1人▽上板町1人▽東みよし町2人▽兵庫県1人。19人が軽症か無症状、2人が調査中という。

 1~7日の週間感染者数は計144人。月別最多の773人を記録した4月同期の93人と比べ、約1・5倍となっている。療養者は入院150人、宿泊療養103人(うち待機中51人)となっている。県内の感染者は累計1463人となった。