今季の女子ツアーで好調を維持する堀琴音。今後も出場大会で上位を目指す=4月30日、浜野GC

 徳島市出身の女子プロゴルファー堀琴音(25)が今季、好調を維持している。出場4試合全てで予選を突破し、うち2試合でトップ10入りした。ティーショットの球筋を変えて安定感が増したことが結果につながっている。2年前にシード権を失って以降、出場できる試合は限られていたが、賞金ランクアップで今後の試合数は大きく増える見込み。堀は「出られる試合は全て上位を目指す」と貪欲に話す。

 堀は2021年の初戦となったダイキンオーキッドレディース(3月4~7日)で、2年ぶりにツアー予選を突破。54位に終わったものの「自信につながったし、気持ちが楽になった」。明治安田生命レディース(同12~14日)で通算3アンダーの8位、KKT杯バンテリンレディース(4月16~18日)では通算6アンダーの6位に入った。

 堀のドライバーショットの球筋は、もともと右から左に曲がるドローだった。しかしうまくコントロールができないため、コーチの勧めで今季、左から右に曲がるフェードに変えた。「ショットが安定してきた。自分にはしっくりくる」と手応えを口にする。

 12位だったパナソニックオープンレディース(4月30日~5月2日)では、フェアウエーキープ率が85・7%、パーオン率が77・7%と今季最高を記録。パッティングもオフに打ち込んだことで「ストロークが良くなった」と言う。

 18年に極度の不振に陥り、16年から3年連続で獲得していたシード権を失った。「何度もゴルフをやめようと考えた。でも必ず後悔すると思い直した。『練習は裏切らない』をモットーに頑張ってきて良かった」と振り返る。

 日本女子プロゴルフ協会は20年から直近までの賞金総額に基づき、シード以外の選手のツアー出場優先順位を再決定する「第1回リランキング」を近く実施する。堀は獲得賞金775万8666円で、現在のランキングは37位。40位くらいまでに与えられる優先権を得るのは確実で、ほけんの窓口レディース(14~16日)から向こう7試合にほぼ出場できる。

 今後の具体的な目標について「22年のシード権を獲得したい。果たせていない優勝もチャンスがあれば狙う」ときっぱり。「フェードで打つドライバーショットはまだスライスしてしまうときもあるので、精度を上げる。試合ごとに異なる芝にもしっかりと対応したい」と力強く語った。