自民党徳島県連の常任総務会で発言する山口会長とオンラインで出席した後藤田氏=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

 自民党徳島県連は9日、定期大会に代わる常任総務会を徳島市の徳島グランヴィリオホテルで開き、次期衆院選徳島1区で現職の後藤田正純衆院議員を公認候補としないよう党本部に申し入れることを決めた。県議会の最大会派・県議会自民党(24人)から県連に、党本部に求める文書が提出されていた。今後、県連の意見として党本部に申し入れる。

 常任総務会には、45人中34人が出席し、9人から委任状が提出された。国会議員は県連会長の山口俊一衆院議員(徳島2区)と、オンラインで後藤田氏が参加した。申し入れに関する協議は非公開で行われた。

 出席者によると、後藤田氏は県議会自民党の動きについて「党員を無視して(公認に)不当に介入することが許されるわけがない。独善的だ」と申し入れに反対した。

 一方、県議からは後藤田氏のフェイスブック上での発信などに対し、「事実に基づかない発言で党の分断を招き、国民、県民の不安をあおっている」「(県議に)直接言える立場にあるのに、パフォーマンスでしかない」などの声が相次いだ。起立採決の結果、県議会自民党所属の24人や山口会長を含む30人が賛成した。

 総務会後に会見した山口会長は「(決定を)重く受け止め、慎重に対応したい」と話した。個人として賛成したことについては「コメントは控えたい」とした。

 後藤田氏は、2019年4月の知事選で県連の推薦決定に反して別の候補を支援。言動や対応について党本部から口頭注意を受けた。その後も県議らへの批判を重ね、県議会自民党は「同志として認められない」として党本部への申し入れを県連に求めていた。

 総務会では、後藤田氏から「県連刷新要請と厳重抗議」と題する文書が提出されていることも報告された。役員改選では山口氏を会長に再任し、執行部は会長一任となった。