徳島県は10日、10~80代の男女14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間(3~9日検査分)の新規感染者数とPCR検査陽性率は、いずれも約1カ月ぶりに政府の対策分科会が示す指標でステージ2(漸増)以下の水準になった。

 新規感染者14人のうち、そよかぜ病院(徳島市)関連で入院患者2人と職員の家族1人が陽性となり、クラスター(感染者集団)の規模は計44人となった。市町村別の内訳は▽徳島市7人▽阿南市、阿波市各2人▽鳴門市、小松島市、石井町各1人。軽症が10人、無症状が4人という。

 直近1週間の新規感染者は94人で、4月9日以来31日ぶりに100人を下回った。PCR陽性率は4・0%で、同7日以来33日ぶりに5%を割った。

 一方、病床使用率は56・5%、療養者数は237人で、ステージ4(爆発的感染拡大)相当のままとなっている。療養者の内訳は入院153人、宿泊療養84人(うち入所待機中33人)。県内の感染者は累計1493人となった。

 飯泉嘉門知事は臨時会見で、新規感染者数やPCR検査陽性率の改善について、飲食店に要請している時短営業や学校での部活動休止などが功を奏したと強調。「県民や事業者の行動変容のおかげ。しかし、まだまだ医療は逼迫(ひっぱく)しており、引き続きご協力をお願いしたい」と述べた。

 このほか、医療従事者へのワクチン優先接種について、7日までに対象者約3万8千人の25%に当たる9356人が2回の接種を終えたと発表した。1回だけ受けているのは1万7628人で、計3万6340回分を接種した。